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00:29Transcription by CastingWords
00:30年取ったらどうさえくの?だってもうやめるって私言っちゃってっからねもう明日は終わりやったら終わりなってそうで別にかまわないと思うんだ死んだら燃やされちゃうんだからその前に燃え尽きてやろうと思う
00:53茨城県北部にある企業城下町日立市
01:06ここに2020年から足掛け7年にわたり取材してきた働く人たちにとって心のオアシスともいえる場所があります
01:25国道沿いの空き地にポツンと立つちょっとひなびた飲み屋街昭和の面影を色濃く残す通称花山キャバレー
01:47店は年々減り続けて今は12軒そして2025年秋最大の危機が訪れていました簡素な途端張りの店すべてが立ち退きに合うかもしれないという噂が流れていたのです
02:03その危機にあっても元気さだけは失わないのが毎度おなじみ訳ありのママたちです
02:30共同トイレの掃除は当番制この日の担当はここではまだ若手のミントのママ
02:56こちらは花山最年長の85歳京子のママ開業から50年ほとんど休まずやってきました掃除してってことじゃねえんだよもう来んのやばいやばい
03:18この日も12軒すべての店に明かりが灯りましたこちらはママたちの中心となって花山キャバレーを盛り立ててきた富士のママ
03:38安くてうまい手料理は健在ですママ何やってるんですか焼き餅だよ焼き餅だよ焼き餅だよでも押してねえよおーそれかよーし
03:45男たちの胃袋を満たす炭水化物はタラフクが心情
04:05ママの魅力は料理だけじゃありません髪の薄さを気にするこの若者へのアドバイスは
04:23思い切りもう諦めろ男らしく年取りはジジイとババアになってだからね違う酸いも甘いも噛み分けたママの言葉に背中を押される若者たちの姿を幾度も見てきました
04:53いざ仕事で人と対面するってなると口が開かなくなっちゃってどんどん真面目すぎるねいわゆるあの視覚にしよう視覚にしようと視覚の中に物事を全部入れようとしてるんで人間は丸くなるか楕円でも何でもいいの猫かけだろうと足掛けだろうといいの
05:21そうですよね働かなきゃ食べてきないからねそうだよもし立ち抜きに会えばこうした日々も失われます生きてる半分以上のとこだからやっぱりここで死にたいよ本物だねここで営業中にバタってくるんですかそれが一番いい病院のベッドの家は絶対嫌そうですか
05:38プロレスラーみたいな考え方いやだってお客さんってそれが夢っておかしいけどそうなりたい富士のお隣恵のママも思いは同じです
05:52相変わらず夜ごと見知らぬ客同士が混じり合っての大宴会
06:05めぐみママの魅力を一言で言えば何でもありの包容力
06:13この夜は職場の人間関係に悩んだ客が
06:43めぐみママは壮絶な覚悟を背負った人でもありまして
07:0717歳の時お金に困った実の母親によって温泉芸者として沖屋に売られたママそれから人生の苦みを味わい尽くしようやく花山キャバレーに店を持ったのは27歳の時でした
07:32そんなママには独特の人生観がありましたうちの子供らにも言う神様は自分本当に自分誰も助けてくんにって本当に困った人いいですねそれは自分が開き直んないと本当に何もなんないよ
07:57だからこそ誰もが自分らしくいられるよう気を配ってきましたハロウィンのこの日やってきたのはかつては東京の一流ホテルで働いていたというメイさん
08:26そうここだったらねもうなんかみんな優しくしてくれるあそうですかあかわいい一方こちらのさゆりさんは実は妻子もある男性現在も大手物流会社で部長を務めるさゆりさんは横浜から単身赴任でこの町に来て自分をさらけ出せる場所に出会いました
08:54じゃあお子さんも知ってるんですかこういう知らないあ子さん知らないんだ奥さんは奥さんは知ってます奥さんは結婚と同時にカミングアウトでも奥さんが一番の理解者だよ理解者に感じるからあの世間に認められない旦那を許して付き合ってるっていう認められないいや付き合ってるんですか奥さんのこともああそうですね愛してます
09:18ああそうですかうわぁすごいですね放送から1年お化粧にもさらに磨きがかかった様子職場はもう翌日からバレバレでああそうなんですね仕事はしやすい全然変わんない変わんないちゃんと部長さんやってます
09:40そして花山キャバレーには今新しい風も吹いていますその店の名は花山女子大学先ほどのメイさんも厨房に
10:06店長と呼ばれる店長の本業は大学講師花山に空き店舗ができ寂しくなっていくのを見兼ねて店を開きました
10:26やっぱりこれは面白いから最後潰れるまでこれと付き合いたいねそして花山の大型新人と呼ばれているのが奈緒ちゃんのママ
10:55ナオちゃんは以前は別の場所でスナックに勤めていましたが6年前にうつ病を発症ようやく立ち直り花山キャバレーに来て
11:24水を得た魚になったという人ですなんてノリのいい人なんだいやもう30年くらいの付き合いですでもさ素晴らしいママ客として来ていた最年長の京子ママがとりわけ喜んでいたのは花山キャバレーの伝統を
11:46奈緒ちゃんがしっかり受け継いでいるということです下とか関係ないんですよ本当にどんだけ偉くても結局みんな平等ですねそうなんですよ偉そうに言っちゃいますけどそこのお店に行ったらそこのママがトップなんですよ
12:07私はそう思っています皆さん平等ですねみんな平等で社長だろうなそうですもちろんその通り逆に私社長さんとかめっちゃすごい社長さんしてますけど絶対社長さん扱いはしないですしないです
12:19花山では誰もが平等こちらの客もどこかの社長さんでしたが
12:37はい合計2万円です待ってそんなしないからするからしないするから花山なめんなよちゃんと私に計算させて明日来ます待ってます今日来ます今日だわ今日ですね
13:05深夜2時前代行サービスで帰る客を見送る親子のような2人タフでなければ生きていけない場所ですはい私酔っ払ってます酔っ払ってます大丈夫誰こんな酔わしたの60年前花山キャバレーが誕生してからの日々は今以上にタフでした
13:35酒に酔った荒くれ者たちが大暴れすることもしばしばそんな時体を張ってここを守ってきたのが5人の子供を育てながら店に立つ京子ママでしたあの特務屋やってるじゃないですか入っていくんですか入っていかねば止められめようえー入っていくよ終わり止めに行くわけママだって入っていくよね特務屋出たら入ってくせよ
13:55てめえやってんだねって入っていくよ何やってんの私なんかグラスぶん投げてやるよマジで水でもかけてやるよ本当そうだよすごいですねやってんだねっててめえこのやろってなんぼ私これ持ってて道路でこのジャンバーンって割ったら分かるね
14:08そんな夜がまた訪れました
14:21酔った客がトグロを巻いていたのはめぐみママの店客と向き合っていたのはナオちゃんでした
14:44花山キャバレーを守っていきたいという思いが
14:49人一倍強いナオちゃんにはずっと憧れていた光景があります
15:07のれんを出すっていうしぐさそれにめっちゃ憧れてたそれかなってすごい良かったですねなんとも味わい深い感じがいいでしょなんか提灯がぶら下がってっていう
15:34けれどこの頃すでに花山キャバレーが立ち退きに遭うという話があちこちで飛び交うようになり真意不明な噂を語る常連客もいました花山残っていいと思うこのクインターンは商材的にはそこの一部の店舗を残して買ったには
15:58マージャンとかいろいろそういう出来るとこを作って残す感じになっていくみたいな話が聞いてるねそんな一部の店舗だけ残すってのはおかしいよねそんな話になったら山原は余計な事喋るからお客様が本気にしてそれをモロモロ喋っちゃうのね花山は熱い週まで頑張りたいと思ってるのね
16:01?35から始まって今は50、85よ
16:13でも今は少し頑張らないとダメだと思うのでこのままゴメルツはやんだよそれでここをダメにするそれから年取ったらどこさえくんの
16:20?お若い人がいいよね出来るからでもそれみたいな人はどこ使ってくれるの
16:30?うんだから生活保護もらえばいいよってそうなんすよ千葉言うよ生活保護もらったらいいよっていいよ千葉でもそんな問題じゃないよジブラルプライドあった京子もプライドあったけど
16:48京子ママにとって花山キャバレーを失うことは人生を奪われることと同じですそもそも花山キャバレーにまだ20軒以上の店が立ち並んでいた
17:041980年代一度立ち抜きの話が持ち上がり弁護士を立てて交渉したことがありましたその時に出された和解条項には昭和70年
17:27つまり1995年までを期限として土地を明け渡すことが明記されていたのですしかしそれを過ぎても契約の更新が認められていたのは公家の恩情に他ならないことを
17:32富士のママはことあるごとに客にも伝えていました
17:55とはいえこの先も店を続けられなければママたちの人生は立ち行かなくなります
18:23ワイワイのママに現在の契約書を見せてもらいました今度2006年の3月で切れますよねはいはいはいそんでまた契約するそれまた2年しかないわけですよねはいはいつまり次の契約は2028年までそれを恐れる理由が
18:51ママたちには1つありました2025年に3年契約した花山女子大学となおちゃんは2028年以降の契約更新はしないという条件だったのですああそういうことなんですねそういう話がだから私どもこれ3月に契約したらはいはい
19:032年で終わっちゃうんじゃないかってことで実際すでに閉店した店は以降貸し出されることはなくさらちとなりました
19:132028年までという条件で契約した2人の新人店主は責任を感じていました
19:27俺となおちゃんでゴールを決めちゃったみたいな感じになっちゃったからそれでもいいですって判断をおっしゃったからね3年でいいですってね
19:41だから本当にそれがほかのママたちの足枷になっちゃうのが本当それが私はもう心がすごい痛いあと2年だとちょっと早いんだよねまだね
19:511年でも2年でも小木紙で契約していけるんだったらそれが一番いいんだけどでも学長の意見としてはそれも
20:05そんな中店を開いて41年毎日自転車で通い続けてきたミキのママはすでに大きな決断をしていました
20:10だってもう辞めるって私言っちゃってるからね誰に言ってるんですか
20:34?みんなに言っちゃってるよねだって80以上までできないでしょって自転車でひっくり返りひっくり返り来るんだから毎日今の年でだよあと2年先は分からないそうですね私の気持ちはもうあれだけ2年後でもういっぱいじゃないかっていう年齢的にね
20:54そうした声に体を張って店を守ってきたあのリリのママも揺らぎ始めていました私ももう80だもん79だもんだから何年できんの
20:59?でも京子さん頑張ってるもんねそうですねすごいなと思うよそうですね
21:06まだ60代半ばのラブのママまで
21:12もう私は終わりになったら終わりになってそうで別にかまないと思うんだそうなんすか
21:20?うん疲れた疲れた疲れた疲れた誰か金持ちの男でも見つけて
21:37疲れた疲れた疲れた疲れた疲れた疲れた疲れた疲れた疲れた疲れたこのまま行くと2028年を待たずしてみんなの気持ちがバラバラになりそうな気配
22:06疲れた疲れた疲れた疲れた疲れた疲れた疲れた疲れた疲れた疲れた疲れた疲れた疲れた疲れた疲れた疲れた疲れた疲れた疲れた疲れた疲れた疲れた疲れた疲れた疲れた疲れた疲れた疲れた疲れた
22:08In this case, the one who has a life to live in the house.
22:10This one is not the one that you can't live in the house.
22:20If you need not to live in any place, you'll find much more.
22:30It's not a problem, but it's not a problem.
22:40The battle was started.
22:51It's the first time to go into the summer of the summer.
22:52At the time of the summer, the holiday ceremony is prepared.
22:58My mom's at home are ready to prepare.
23:01I can't remember that this is the first time I'm here to make my mom's face.
23:13The food is very easy to eat, so I'm not gonna eat.
23:18I'm not gonna eat.
23:19I'm gonna eat.
23:20I'm gonna eat.
23:21The food is not like this.
23:23It's about the food.
23:25I'm gonna eat with all of you.
23:27I'm gonna eat.
23:34All the time, we will be able to make a lot of different things, so we will be able to
23:41make a lot of different things, so we will be able to make a lot of different things.
23:56会場の設備を手伝うのは常連客たち。
24:02ここがなくなれば彼らも行き場を失います。
24:18カラオケをリースしている業者も応援に。
24:51そんな時でした。やって来たのは2年前、店を閉めて引退した泉の名物ママ。
25:00ママンちゃん、お客さん行ってるよ。ほんと。何やってんのそんなんね。ごめんな。
25:03店の中には入んねえで、表に出やんの。
25:10ケングママとナオちゃんのところに生ビルが売るの。
25:14飲み物は表で出すの?
25:19みんな、お店から買ってくるんだよ。
25:29準備の様子を眺めていた泉のママは、何かを思い出したようでした。
25:31一番最初にやったのと同じか。
25:32あ、それが昔やってたんですか。
25:34一番最初にそれやったんですよ。
25:36あ、そうですか。
25:41そう。で、あの頃当時だよ、もう30年ぐらい前の話。
25:4830年くらい前といえば、ちょうど1995年前後。
25:56あの和解条項に書かれた契約期限を水に流してもらったころです。
26:09祭りの活気がそれに一役買ったかどうかは分かりませんが、やれるだけのことは、やるしかありません。
26:24午後2時、花山キャバレーには欠かせない常連客のカラオケとともに、祭りは始まりました。
26:29雨模様の中、どれだけ客は集まってくれるのか。
26:47ママたちも盛り上げに必死です。
26:59すると、始まって1時間。
27:01会場の駐車場は満席に。
27:10中には、北海道から飛行機で来た女性客まで。
27:13すいません、お姉さんたちはどうしてここに来てるんですか。
27:16あの、ノーフィクション見て来ました。
27:18あ、そうなんですか。
27:25最初、博多行く方向で考えてたんだけど、いや、違う。
27:26今年来ようって。
27:29博多はいつでも行けます。
27:31検品にかかって、田中のジョイス。
27:34素晴らしい。
27:36素晴らしい。
27:36素晴らしい。
27:37素晴らしいね。
27:37マジっすか。
27:39博多の屋台に、博多の屋台に勝って。
27:40すごい。
27:53客たちにとってここは、日頃、心にたまった檻を洗い流せる場所なのです。
27:59夢の坂に、おめでとう。
28:05藤野ママは、そんな常連客の1人を呼んでいました。
28:11花山キャバレーにお越しの皆さん、こんにちは。
28:12こんにちは。
28:22茨城県日立市、この町で生まれて、この町で暮らして歌っている弾き語りの朝日旬と申します。
28:24ありがとうございます。
28:34桜の季節、待たずして。
28:41君は旅に出たんだね。
28:42町の呼吸と。
28:54地元で働きながら、人生の喜びやいがみを、自作の歌に重ねてきた朝日旬さん。
29:05この日歌ったのは、1年前、1人命を絶った兄への赤別の歌でした。
29:19東京に出て行ったきり、ほとんど地元に寄りつかなかった兄の代わりに、実家の工場を継いだのが朝日さんでした。
29:37この夜、藤野ママに吐き出したのは、兄の人生の終わり方に対する、やりきれない思いでした。
29:52あのそれはあまりに悲しい別れでした。
29:57There are many people who live in the city of花山キャバレー in the city of花山キャバレー in the city of花山キャバレー.
30:18朝日旬さん。
30:35富士のママとかも朝ここ通った時に見てくれて飲みに行くたびに周りのお客さんに旬ちゃんはゴミ拾い朝やってんだよって言ってくれるからやめられなくなっちゃいました。
30:48ゴミ拾いの後まっすぐに向かったのは実家が60年ほど営んできた町工場。
31:03年老いて引退した父に代わり従業員を雇う余裕もない工場を一人で切り盛りしています。
31:08うつ病になっちゃっていつの間にか僕の後ついてる形になったみたいな。
31:10ほんと最初はイヤイヤやってて。
31:12そうですか。
31:15やらされてる感じで。
31:18脂がはねるのも嫌だったし。
31:20ああそう。
31:23服が汚れるのも嫌だったんですけど。
31:30かつては東京でミュージシャンとして生きることを夢見ていた朝日さん。
31:40家を守り続けたのは好き放題に生きた9歳上の兄が家に寄りつこうとしなかったからです。
31:54音楽が好きだった兄は大学進学を目指して東京に出たものの、4年間浪人して入った大学をすぐに中退。
32:06一時はパチンコで食べていたはずですが、後に風俗店の経営やコンサルタントの仕事で成功したと語っていたといいます。
32:20ところが2025年2月、兄は理由もわからぬまま、ビジネスホテルの一室で一人命を絶ちました。
32:25残したものは一つだけ。
32:26箱のアンプですか。
32:31これ、唯一の兄貴の遺品になっちゃいましたね。
32:42朝日さんに残る兄の記憶といえば、幼い頃、ギターを教えてもらったことだけです。
32:43ちょっと待って。
32:52亡くなる前ぐらいは、嫌いって感じだったんですね。
32:53兄貴のこと。
32:55ねぇ。
33:12口ではコンサル系とか、ボヤッとは言うけど、絶対、何かを隠しているだろうなっていうのは常にあったんですけど、
33:18ずっと兄貴という人間のその、像が。
33:30そのやるせない日々の中、生きる活力を授けてくれたのが、花山キャバレーでした。
33:38今日は何かいいことあったかい。
33:45最近悩んでることはないかい。
33:53約束なんかしなくても。
33:59いつもの店で待ってるぜ。
34:02いつもの店で待ってるぜ。
34:03Life is beautiful 君が笑えば。
34:16いつだって人生は美しい。
34:23いつもの花山キャバレーで待ってるぜ。
34:28ありがとう。
34:32ありがとうございました。
34:34いばれっけひたち、あさひさんでした。
34:36ありがとう。
34:46この夜、あさひさんが藤野ママに打ち明けたのは、心の底に閉じ込めていた記憶。
34:57警察署で兄の遺体と対面したときのことです。
34:57同じことやって。
35:05それで、所持品のときに財布を見つけたときに、パチンコ屋の会員カードみたいなの。
35:07で、現金が全然なくてみたいな。
35:09で、俺は結構覚悟してたんで。
35:11兄弟がどんなでたらめな暮らしをしてたかって。
35:15で、すげーでたらめな暮らしをしてるだろうなと思ってたんですけど。
35:16でも、母ちゃんってわかんないじゃないですか。
35:19うん。
35:19信じたいし。
35:25きっとりいっぱいで、そのパチンコのカードが10万も20万も出てくるだけで、母ちゃんが泣き崩れて。
35:27こんな暮らししてたのあなたみたいな。
35:28なるほど。
35:31で、っていうのを見届けるのが一番辛かったから。
35:33兄貴が死んだことよりも。
35:45うん。
35:46言わせんねん、兄貴みたいな。
35:48なるほど。
35:49逆じゃんって。
35:51兄貴がごめんなって言うような。
35:53親父はめちゃめちゃ頑張ってきたのに。
35:58親父の大生がごめんなだったんだなっていうのが、すごく辛くて。
35:59それはしゅんちゃんに違うのよ。
36:05それは、しゅんちゃんは兄弟だから。
36:13親っていうのがごめんなって言ったのは、自分の息子が死ぬほど苦しい時に、
36:17何もしてあげられなかった親としてのごめんな。
36:18うん。
36:19分かる?
36:21何か許せなかったっすね、俺は。
36:22許せないんじゃないの。
36:26許せる、許せないの話じゃないの。
36:27分かる?
36:29親はね、自分の子供なんで。
36:31うん。
36:31兄弟と立場が違うねて。
36:34うん。
36:38ママの言葉が、また人生の宿題のように、
36:40胸に突き刺さった夜でした。
36:56そして、富士のお隣、恵にも、壮絶な過去を抱えて生きる客が訪れていました。
37:10聞けば、23年前、当時の夫からDVを受けている中、救ってくれたのが花山キャバレーだったのだといいます。
37:11売れてて。
37:13殺されると思った。
37:14紅茶を持っていた。
37:15うわぁ。
37:17それで、ちょっと博士に逃げたんですか。
37:19かわいいよ。
37:19ただしで、そのまま。
37:34えぇー。
37:36隠れよ。
37:37って言われて隠れて。
37:38後ろに隠れて。
37:39隠れて。
37:43それがきっかけで、花山の隠れを落とします。
37:44じゃあ、シェルターだったんですかね。
37:47そう、シェルター。
37:52で、ここってすっごい助け船だなって。
37:53そうなんすか。
37:55これは顔写真にとっていいよ。
38:04めぐみママもまた、花山キャバレーにたどり着くまでに、幾度も死を覚悟した人でした。
38:16いつでも死って言うことは、頭に隠筆してあるから、ただ今日はもう本当に死にてぇなぁと思う時だって、お客さんらが休まないのがその頃なのね。
38:17そうなんすか。
38:24休まないっていうことは、お客さんが誰が来てくれるか楽しみなのね、今のところが。
38:29だからそういうのがぶつかりぶつかり、ずーっと生き延びてたって感じが。
38:40自分がこの店があったから生きてるっていうだけであってさ、お客さんに私ら助けてもらってるっていうだけだから。
38:41比喩じゃないんすね。
38:42何もない。
38:50しかし、今の状況では、店をいつまで続けられるかわかりません。
39:01思えば、花山キャバレーが大きく揺れ始めたきっかけは、1年前のあの出来事だったかもしれません。
39:23祭りにも顔を出していた、泉のママの引退。
39:30花山キャバレーが変わっていくことに、誰もが寂しさを拭えない中。
39:41みんなから、マーちゃんと呼ばれる、この常連客の思いはひとしおでした。
39:59それから1年。
40:08今は別の店に通っているマーちゃんは、かなりやつれた様子でした。
40:12寝ぼれねえから。
40:13寝ぼれねえから。
40:14寝ぼれんだよね。
40:14俺こう、ヨコレキんですね。
40:15寝ぼれねえ。
40:19寝ぼれねえから。
40:24寝ぼれねえから。
40:35寝ぼれねえから。
41:01マアちゃんが深い心の傷を抱えていたことを教えてくれたのはこの夜更けのことでした日付を跨いでもなお明かりを灯し続ける花山キャバレー
41:28週に4日か5日は午前さまになるまで店にいる通称マアちゃん今わずかな年金と日雇いの仕事で何とか食いつないでいる人ですマアちゃんさんは一人暮らしなんですか一人暮らしずっとですか
41:55寂しさを紛らわすたった一つの四菅が花山キャバレーでした
42:05ところがそのマアちゃんがある日を境に姿を見せなくなったのです
42:17しっかり者のミキのママが何度も電話をかけてみたものの
42:23呼びも何もしないし呼びも何もしない止まってんのかな
42:25体調はどう悪い?
42:33だからなっちゃうのだから不正脈でかかってるから家庭セリーでやるようなんですよ
42:36元気ならいいんだけど家にね
42:43京子ママは日立市内の病院をいくつも回って探していました
43:12こういう方なんだけど入院してませんかって言ったら足がほらかかってっから信じて押せてくれたのね押せてくれないよねそういう方は入院してないよって言うんで入院してないんだよ
43:41ママはこれまで4人の客の孤独死を見つけた人でした
44:09ようがあんたそういうことばっかりやって来ろって言われけどさだけど気にすんでもしゃあねべって知ってんの私しかねえしあ家の場所そう果たしてマーちゃんは無事なのかこんなに空いてんのおかしいじゃんマーちゃんお願いします
44:23そして立ち退き問題についてもさまざまな意見がこのシステムの飲食店が5年後に残ってるって思えないんですよこの目で見たくないよね見たくないですかね見たくないよね
44:37客たちにも同様が誰もが揺れ動く中また新たな客たちが
44:55泣いてるんですけどいや娘さんとこれんのってうらやましいなそして運命の交渉の日花山キャバレーにどんな結末が待っているのでしょうか?
44:56泣いてるんですよ
44:57泣いてるんですよ
44:58泣いてるんですよ
44:59泣いてるんですよ
45:00泣いてるんですよ
45:00泣いてるんですよ
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